環境展示 ～大塚国際美術館３

さて引き続き、大塚美術館。

ここの特徴の環境展示。
パンフレット曰く、「環境空間ごとそのまま再現した」臨場感。
たとえば壁画だけを切り取って展示するのではなく、礼拝堂なり、聖堂なりをまるごと（壁画ごと）復元、ということです。

ガイドさんの話によると、ここが出来た後に地震に遭った壁画などもあるようで（その後、現地でも復元されているようですが）、そういう意味でも大切な取り組みだということです。
うん、今回のチリの地震とか見てると、本当にそう思いますよね。

　
スクロヴェーニ礼拝堂。１でも紹介しましたね。
アングルを変えて。

この天井のデザインや青は、かなり好みです。
中のベンチに座ってゆっくり眺めることも出来ます。

聖ニコラウス・オルファノス聖堂。
聖堂は小さいのですが、ホンモノの方は、この青はラピスラズリの粉で作っているそうです。
上のスクロヴェーニ礼拝堂に比べると、青が少しくすんだ感じがしますが、現地ではそこまででもありませんでした。
深い青。

聖テオドール聖堂。

こちらは洞穴状の聖堂です。岩をくりぬいて作ってある感じ。
カッパドキアの聖堂のようです。それでこの構造なのか！

しかし……これ書いていて、パンフレット見てて気付いた。
まったく入ってない展示室が、少なくとも三つある……

やっぱりまた行かねば（笑）