君の名前を忘れない

行ったトコ、食べたもの。写真置き場。か、もしくは存在証明。Yahoo!ブログから引っ越してきました

源氏物語 見てきました ~ネタバレ含む

今日はお休みだったので、行って来ました。
実は私の住んでいる地域には映画館がなく、片道2時間少し。
下道を通って行って来ましたよ~(笑)
 
でも、行く価値のある映画だったと思いました。
 
個人的には道長がすごく楽しみで行ったのと、大好きな六条御息所田中麗奈さんなんですが、前評判が割とよいような感じだったので、楽しみなような不安なような(期待すると失望も大きいかな、と……)気持ちで。
 
この二人、本当によかったです。
御息所VS夕顔のシーンなんて、心の中で「行け! 行ってしまえ!」と思わず叫んでしまったほど(苦笑)
晴明が調伏を断念した後、葵の息を止めるシーンは、唯一上映中に泣いてしまいました。
私の思う御息所の哀しさが、私の知ってる中では一番しっくり表現されていたというか。
 
道長も腹黒さと夢のある所というか、野心家的な所というか、そこのミックス具合が絶妙。
紫式部はどうも顔立ちがモダンすぎたのでちょっと浮いてましたが、現実側の人だったので、まぁいいかな、と。
 
んでもって、源氏と言えば衣装。
女性の衣装もため息モノの美しさでしたが、男性の衣装も手抜きなく。
 
どこのどの部分を切り取るのかな~というのが、源氏の映画化の見どころの一つだと思うのですが、これは本当に好みの源氏でした。
そうそう、想像以上に良くて、うわーやられたと思ったのは藤壺と晴明。この二人もしっかり脇を固める感じで、設定的に無理があったり、あるいは解釈が難しいよな~と思うようなシーンを、とても雰囲気を醸して、世界に浸らせていただきました。
至福でした♪