祖谷そば、食べてきました（長文注意）
さて、今日行った先は……
そう、祖谷です。というか、四国中央部。
なんと四国４県制覇ですよ
本当はかずら橋に一番に寄るつもりだったんですが、曲がるところを通り過ぎてしまい、どうしようと思っていたら小歩危についてしまったので、このコースに。
大歩危では遊覧船に乗り、岩を堪能。
それから祖谷かずら橋に。
渡った後に食べようと思って行ったのですが実物のかずら橋を見たらすっかりおびえてしまい（笑）、まずは食べてからだ、と。
祖谷そばは太目で、結構短め。出雲の黒くて細くて長いそばに慣れてたので、少し違和感が。
もう一つの名物、でこまわし。
でこは「木偶（でく）」からきていると聞いた覚えが。
平たく言えば田楽なのですが、この味噌だれが甘辛くておいしかった～～～
じゃがいもと、たぶん堅い豆腐と、こんにゃく。
こんにゃくは美味しかったので、買って帰りましたよ。
今日の戦利品
パプリカ、さといも、つぐね芋、こんにゃく三つ。こんにゃく、三つで３００円でかなりお買い得♪
帰りには讃岐うどんも食べて帰りましたよ。ぶったまうどん。ぶっかけ温玉の略（多分）
さて、今日の祖谷ですが。
実は大学時代に行こうとして、 行けなかったんです。事故で。
同級生と車４台で分乗して四国旅行へ。高松と徳島の間のあたりの海浜公園（だったと思うのですが）を朝出発し、高速を使う３台と、山（剣山経由）の一台。
で、剣山へあと５ｋmくらいのところで事故。後部座席の男の子が腕を折り、車は廃車。私は助手席で、シートベルトをしていたので、無事でした。
私は腕を折った子に付き添い、救急車で徳島市内へ（その子は治療が終わった段階で実家へ直帰）
その後、事情聴取などを終えたもう一人と合流、で……その時に一番に思ったのが、ほかの３台にどうやって伝えよう？と……
２０年近く前のことなので、ケータイなんかありません。
結局電話帳で調べて、祖谷のかずら橋の駐車場の人に伝言を頼むことに。
「そんなこと言われても、すごい人数来るんだから、わからないと思うよ」と言われたのですが、「もしそれらしいグループを見つけたら、でいいですから！」と懇願。
「みつけたらね」と言ってくれたので電話を切り……
無理かな～と思ってました。でも伝言、してくれたんです。
「島根ナンバーの大学生１０人弱のグループ」はさすがに何組もいなかったみたいで。
しかもメンバーの一人が高所恐怖症で、結局かずら橋に行かず、駐車場でみんなを待ってたらしいんです。私たちも到着しないし、ね。
そしたら駐車場の人が「こうこう、っていう電話があったんだけど、君たちかな？」と声をかけてくれたそうです。
聞いたときは事故なんて信じられないし信じたくないし、という思いもあったのですが、到着しないのは事実だし、そうかも、ということで先に進むことに（その夜は高知泊の予定だった）
私たち二人は徳島の脇町のビジネスホテルで急きょ一泊。翌日合流しました。
高知のホテルについた段階で、連絡はとれたんですが、お互いに切ない思いをしました。
しかも……その翌日は、坂出泊で、その後帰る予定だったのですが「あの」台風１９号が通過した夜でした。
帰り道、なぎ倒された信号を見ながら松江に帰り着くと、前の家の屋根のかわらが飛んでたり、裏の川の近くにあった納屋が横倒しになったりしてました。
忘れられない体験になりましたね。
で、その「行き損ねた」メンバー３人で絶対祖谷と高知へ行こう！と言ってたのですが、今は腕を折った子は音信不通だし、ドライバーの子は結婚していいパパをやってるし。
ま、いつまでも結界になってても仕方ないかということで、今日一念発起して行ってきた次第です。
かずら橋、根性で渡りました（私も若干高所恐怖症）。
駐車場は、私の知っている（写真見せてもらったので）駐車場は跡形もなく、きれいに整備された駐車場や物産館が。
でもすっきりしました。
ただの思い出話ですが、これで少し借金を返したような気分です。
転んだときは、もしこれで事故って辿りつけなかったりしたら、一生行かないだろうなとか、一瞬よぎりましたが、無事行って帰ってきました。
さすがに今の駐車場の人にお礼を言うわけにはいかなかったので、ここで。
「あの時は、どうもありがとうございました～～～～m(__)m」
